動く気力がない日、最低限どこまでやればいい?
この記事の対象:疲れや気力のなさで、運動を完全に飛ばしてしまいそうな日がある成人
あなたはどれ?
研究・公的資料から分かること
WHO(世界保健機関)のガイドラインは、どんな量でも、まったく動かないよりよいという考え方を示しています。厚生労働省も成人に、今よりも少しでも多く身体を動かすことと、座りっぱなしの時間を長くしすぎないことを示し、立つことが難しい人にも、少しでも身体を動かすよう求めています。ただし、気力がない日に何分動けば足りるかという数字は、どちらにもありません。
公的資料が言っていることと、ドパLabの整理
資料が直接書いていることと、ドパLabが決めたことを分けて示します。
WHO と厚生労働省が示すのは「少しでも動くことに意味がある」までで、「1分で足りる」とは書いていません。厚生労働省の「立つことが難しい人」の記述は、気力がない日を直接扱ったものではありません。
ドパLabの実用ルール
最低ラインは、ドパLabが読者向けに決めた目安です。まず立ち、そのまま1分だけ足踏みか部屋を歩きます。体調が悪くなったか、気分がつらくなったら、そこで中止します。立つのもつらい日は、座ったまま足や腕を動かすだけにします。公的機関がこの手順を推奨したわけではありません。
動く気力がない日の最低ライン
- 1まず、椅子から立つ。ここが入口
- 2そのまま、足踏みか部屋を歩くのを1分。ここまでで今日の最低ラインは達成
- 3体調が悪くなる、または気分がつらくなったら、そこで中止して休む
- 4立つのもつらい日は、座ったまま足や腕を動かすだけにする
この順番はドパLabが読者向けに決めたものです。公的機関がこの手順を推奨したわけではありません。
ゲーム・PC作業の日の入れ方
立つことと1分動くことは、試合の合間や作業の区切りに入れると続けやすくなります。毎回やるルールにはせず、気力がない日は区切りのどこか1回で足ります。これはドパLabの整理で、公的な基準ではありません。
よくある疑問
- 気力が戻ったら、どれくらい動けばいいですか?
- 気力が戻った日の目安は、『運動は結局、週に何分やればいい?』と『1日何歩なら最低限セーフ?』で扱っています。この記事の1分は、気力がない日だけの最低ラインです。
- 立つこともできない日が続いたら?
- 動けない日が続いて、食事・入浴・仕事や学校に支障が出ているときは、2週間を待たず相談してください。東京都のページも、日々の生活に支障が出る前に、専門家に相談する選択肢があることを知っておくよう呼びかけています。
- 相談先はどこですか?
- 国立精神・神経医療研究センターの「こころの情報サイト」は、総合病院の精神科・心療内科、精神科のクリニックへの相談を案内し、内科などのかかりつけ医に相談することや、保健所・精神保健福祉センターの相談窓口を使うこともできるとしています。
- 動いたら、かえってつらくなったときは?
- そこで中止して休んでください。胸の痛みや息苦しさがあるときは受診が先です。運動してよい日かどうかの見分け方は、『疲れている日に運動した方がいい?休むべき?』で扱っています。
まだ研究で 分かっていないこと
- 気力がない日に、何分動けば足りるかを示す公的な基準は、現時点では確認されていません。1分はドパLabの整理です。
- 1分だけ動くことで、翌日以降の気力や気分が戻るかどうかは明らかになっていません。
- 気力が出ない原因が、睡眠不足・体の病気・気分の不調のどれなのかは、この記事では判別できません。診断は医師が行います。
- 東京都のページが示す「2週間」は、相談を考える目安です。診断の基準ではなく、2週間に満たなくても、つらいときは相談して構いません。
※ドパLabが本記事で確認した資料の範囲
結局、こうする
- 胸の痛み・息苦しさ・意識が遠のく感覚があれば、運動せず今すぐ受診か救急要請
- ただ気力がない日は、立って1分動けば合格。立つのがつらければ、座ったまま少し動かす
- 憂うつや何も楽しめない状態が2週間以上続くなら、医療機関か相談窓口へ
動けない日のほかに、疲れが続いて受診を迷っているなら、この疲れ、受診したほうがいい?で、受診を考える条件を整理しています。
記事内の一般的な健康情報を確認するために参照した情報です。最終確認:2026.10.02
WHO「Physical activity」ファクトシート(2024年6月26日更新)厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シート:成人版東京都「TOKYO YOUTH HEALTHCARE」ずっと続く「やる気が起きない」「寝つけない」……それ「うつ病」かも?国立精神・神経医療研究センター「こころの情報サイト」うつ病厚生労働省「まもろうよ こころ」(電話・SNS相談窓口の一覧)ドパLab編集部より
この記事は一般的な情報提供を目的とし、診断や治療の代わりにはなりません。確認可能な情報から、読者が今日選べる行動まで編集しています。