この疲れ、受診したほうがいい?
この記事の対象:疲れが続いていて、病院に行くべきか迷っている成人
研究・公的資料から分かること
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、生活改善を実践しても不眠・睡眠休養感の低下・強い眠気が続き、日常生活に影響が出ている場合は、速やかに医師に相談するよう明記しています(日数の定義なし)。同ガイドは睡眠時無呼吸を『睡眠中の呼吸停止を特徴とする睡眠障害』とし、無呼吸中の努力呼吸を伴って『通常いびきが出現する』ものを閉塞性睡眠時無呼吸と説明し、睡眠障害が疑われる場合は速やかに受診するよう述べています。一般社団法人日本睡眠学会は2025年、厚生労働省へ提出した要望書で、睡眠障害の診療科が精神科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科・循環器内科・歯科・神経内科・小児科・かかりつけ医など多岐にわたり、どこを受診してよいかわかりにくい状況にあると述べています。
ドパLabの実用ルール
ドパLabは、次のいずれかに当てはまる場合を受診の目安とします。①生活改善(睡眠・カフェイン・運動などの見直し。詳しい切り分け方は『寝ても疲れが取れないのはなぜ?』)を2週間試しても変わらない ②発熱・体重の急な変化・強い痛み・動悸や息切れなど普段と違う症状がある ③家族や同居者から、いびきが大きい、または呼吸が止まっていると指摘された ④日中の眠気で運転や作業に危険を感じた。①の『2週間』は厚生労働省の資料にない、ドパLab独自の目安です。②〜④に当てはまる場合は期間を待たず受診してください。迷ったら、様子見より先に受診を選んでください。これはドパLabが読者向けに決めたものであり、公的機関がこの手順を推奨したわけではありません。
受診を考える4つの条件
①生活改善を2週間試しても変わらない(原因の切り分け方は『寝ても疲れが取れないのはなぜ?』) ②発熱・体重の急な変化・強い痛み・動悸や息切れなど普段と違う症状がある ③いびきが大きい、または呼吸停止を指摘された ④日中の眠気で運転や作業に危険を感じた。1つでも当てはまれば受診を検討し、迷ったら様子見より受診を選んでください。
いびきと呼吸停止は軽視しない
厚生労働省の睡眠ガイド2023は、睡眠時無呼吸を『睡眠中の呼吸停止を特徴とする睡眠障害』とし、無呼吸中の努力呼吸を伴って『通常いびきが出現する』ものを閉塞性睡眠時無呼吸と説明しています。呼吸停止は本人が自覚しにくく、家族の指摘が最初の手がかりになることが多い症状です。指摘があれば、日中の眠気の強さに関わらず相談してください。
何科に行けばいいか
公的に一つに決まった案内はありません。日本睡眠学会は2025年、睡眠障害の診療科が精神科・呼吸器内科・耳鼻咽喉科・循環器内科・歯科・神経内科・小児科・かかりつけ医など多岐にわたり、どこを受診してよいかわかりにくいと厚労省へ要望しています。ドパLabの整理では、まず内科・かかりつけ医、いびき・呼吸停止が強ければ呼吸器内科・耳鼻咽喉科、気分の落ち込みが中心なら心療内科・精神科も選択肢です(学会の推奨順ではありません)。
健康診断・血液検査は受診の入口になる
労働安全衛生規則第44条は、雇用されている人への年1回の定期健康診断を義務づけ、貧血検査・肝機能検査・血中脂質検査・血糖検査を含みます。すでに受けた健診結果で貧血・肝機能・血糖などの異常を見直すのは、追加の予約なしにできる一歩です。ただしいびきや呼吸停止を調べる検査ではないため、異常なしでも受診が不要にはなりません。
まだ決まっていないこと
生活改善を試す期間の『2週間』は公的資料にはなく、ドパLabが設定した目安です。体重変化について、受診を勧めるべき具体的な数値基準も、今回の調査では確認できませんでした。これらは診断基準ではなく、行動のタイミングを決める目安として使ってください。
記事内の一般的な健康情報を確認するために参照した情報です。最終確認:2026.09.05
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(INFORMATION4 睡眠障害について ほか)一般社団法人日本睡眠学会「標榜診療科名についての要望」(厚生労働省宛、2025年4月30日)労働安全衛生規則(e-Gov法令検索)第44条 定期健康診断厚生労働省「まもろうよ こころ」(電話・SNS相談窓口の一覧)ドパLab編集部より
この記事は一般的な情報提供を目的とし、診断や治療の代わりにはなりません。確認可能な情報から、読者が今日選べる行動まで編集しています。