記事一覧へ

運動は結局、週に何分やればいい?

この記事の対象:「運動しましょう」と言われたものの下限が分からず、平日はまとまった時間が取れない成人

01

あなたはどれ?

急ぐケース:胸痛・息苦しさ・めまい/治療中・妊娠中その日は始めない。主治医へ確認
今ほとんど動いていない150分を目指さず、まず10分
少しは動いている週の合計で数え、150分へ
週150分に届いている筋トレを週2日、別枠で足す
02

研究・公的資料から分かること

WHOは2020年のガイドラインで、成人に中強度の有酸素性身体活動を週150〜300分、または高強度を週75〜150分、1週間を通して行うよう推奨しています。筋力を高める活動は週2日以上、別枠です。一方、厚生労働省の身体活動・運動ガイド2023の成人の推奨事項が示すのは、歩行以上の身体活動を1日60分以上(約8,000歩に相当)、息が弾む運動を週60分以上、筋力トレーニングを週2〜3日、の3本立てで、「週150分」という言い方はありません。

03

WHOと厚労省で言い方が違う

同じ「運動しましょう」でも、数える対象が違います。どちらか一方に揃える公的な換算はありません。

出どころ有酸素性の推奨筋力を高める活動
WHO 2020年ガイドライン中強度 週150〜300分/高強度 週75〜150分(1週間を通して)週2日以上(別枠)
厚労省 身体活動・運動ガイド2023歩行以上を1日60分以上(約8,000歩)+息が弾む運動を週60分以上週2〜3日

厚生労働省の推奨事項に「週150分」という言い方はありません。この記事が使う「週150分」はWHOの数字です。

04

ドパLabの実用ルール

ドパLabは、数える単位を「週」に固定することを勧めます。1日単位だと動けなかった日が失敗として積み上がるためです。今ほとんど動いていない人は、いきなり150分を目指さず、まず10分から増やしてください。この決め方はドパLabの整理であり、WHOや厚生労働省が推奨した手順ではありません。

05

迷ったら、この順番で考える

  1. 1中止サインがないか先に確認する
  2. 2運動時間は1週間の合計で数える(1日単位で数えない)
  3. 3ほとんど動いていないなら、まず10分から増やす
  4. 4有酸素とは別枠で、週2日以上の筋トレを足す

「週で数える」「まず10分から」はドパLabの整理であり、WHOや厚生労働省が推奨した手順ではありません。

詳しく知りたい人へ
06

「1日8,000歩」の記事と何が違うか

歩数の記事が数えるのは1日の身体活動の総量です。この記事が数えるのは、中強度以上の有酸素性運動の1週間の合計で、数える単位も対象も違います。

07

今週の合計の数え方

  • 早歩きなど「息が少し弾む」動きの時間を足す
  • まとまった運動でなくてよい。10分ずつでも合計に入れる
  • 筋トレは別枠。有酸素の150分には入れない
  • 150分に届かなくても、先週より増えていればよい
08

よくある疑問

「中強度」とはどれくらいですか?
息が少し弾む程度の動きです。厚生労働省は「息が弾む運動」、WHOは「中強度」と表現しています。早歩きが代表例です。
毎日やらないとダメですか?
いいえ。WHOも「1週間を通して行う」としており、週の合計で数えます。
筋トレは150分に入りますか?
入りません。筋力を高める活動は別枠で、WHOは週2日以上、厚生労働省は週2〜3日としています。
09

この記事が決めていないこと

  • 「週で数える」「まず10分から」はドパLabの整理であり、WHOや厚生労働省が推奨した手順ではありません。
  • WHOと厚生労働省では数える対象が違うため、どちらか一方へ揃える公的な換算はありません。
10

結局、こうする

運動時間を決めるとき、覚えるのはこの3つです。
  • 早歩きなどの中強度運動は、週150分を目標に置く
  • 1日単位ではなく、1週間の合計で数える
  • 今ほとんど動いていないなら、まず10分から。筋トレは週2日以上、別枠で足す
根拠・参考情報

記事内の一般的な健康情報を確認するために参照した情報です。最終確認:2026.09.05

WHO guidelines on physical activity and sedentary behaviour(2020年11月25日)厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シート:成人版

ドパLab編集部より
この記事は一般的な情報提供を目的とし、診断や治療の代わりにはなりません。確認可能な情報から、読者が今日選べる行動まで編集しています。