運動一般的な健康情報5分
座りっぱなしは運動で取り返せる?
この記事の対象:デスクワークやゲームで1日の大半を座って過ごし、運動でその分を帳消しにできるのか気にしている成人
あなたはどれ?
⚠️急ぐケース:胸痛・息苦しさ/治療中・妊娠中・腰や膝の痛み始めない。主治医に確認する
🚶1日60分(約8,000歩)に届いていないまず ①動く量。最低30〜40分
🪑すでに1日60分は動けている②座り続ける時間を切る
🔀どちらも手つかず①→② の順で進める
研究・公的資料から分かること
厚労省の2023年ガイドは座りすぎへの注意を求めるのみです。アンケート調査では運動量が多い人ほど関連ははっきりせず、機器で測った研究(中年以降が中心)では1日30〜40分動くと関連が弱まりますが、座り続ける時間の長さは別に関連していました。
研究が割れているところと、一致しているところ
「運動で帳消しにできるか」は、調べ方で結果が変わります。ただし一致している点があります。
出どころ・調べ方分かっていること
アンケート調査運動量が多い人ほど、座位時間との関連ははっきりしない
機器で測った研究(中年以降が中心)1日30〜40分動くと関連が弱まる。ただし座り続ける時間の長さは別に関連していた
厚労省 身体活動・運動ガイド2023座りすぎへの注意を求めるのみ
共通していること「座り続ける時間を短く区切る」ことでは一致している
測り方や測った対象の違いで、必要な運動量の結論は割れます。区切ることの必要性は割れていません。
ドパLabの実用ルール
ドパLabは「①動く量を増やす→②座り続ける時間を切る」の順で勧めます。①は1日60分(約8,000歩)が目標、最低ラインは30〜40分。②は30分に一度立つこと。①の必要量は研究で割れていますが②は一致。60分達成者は②から。順番と最低ラインはドパLabが決めたもので、研究の推奨ではありません。
迷ったら、この順番で考える
- 1①動く量を増やす(1日60分=約8,000歩が目標。最低ライン30〜40分)
- 2②座り続ける時間を切る(30分に一度、立って少し動く)
- 3すでに60分を達成しているなら、②から始める
順番と最低ラインはドパLabが決めたもので、研究の推奨ではありません。30分ごとの休憩も、リスクをゼロにする境界ではありません。
詳しく知りたい人へ
なぜ割れて見えるのか、共通点は何か
測り方や測った対象の違いで結果が分かれます。共通しているのは「座り続ける時間を短く区切ること」。通話や会議は立って出る、ロード中や動画の切れ目で立つと続けやすくなります。
よくある疑問
- 週150分の運動をしていれば、座りっぱなしでも大丈夫ですか?
- 「帳消し」とは考えないでください。機器で測った研究では、動く量とは別に、座り続ける時間の長さも関連していました。
- 「30分に1回」に根拠はありますか?
- 30分ごとの休憩はドパLabの実用目安で、リスクをゼロにする境界ではありません。研究が一致しているのは「短く区切ること」までです。
- 必要な運動量は30〜40分ですか、60分ですか?
- 研究で割れています。ドパLabは目標を1日60分(約8,000歩)に置き、最低ラインを30〜40分としています。これはドパLabが決めた線です。
まだ決まっていないこと
- 必要な運動量(30〜40分か60分か)は、研究で結論が割れています。
- 「30分に1回」はドパLabの実用目安で、リスクをゼロにする境界ではありません。
- 順番(①動く量 → ②座る時間)と最低ラインは、ドパLabが決めたもので研究の推奨ではありません。
結局、こうする
座りっぱなしが気になるとき、覚えるのはこの3つです。
- 運動で帳消しとは考えない。動く量と座る時間は別の話
- まず①動く量を1日60分(約8,000歩)へ。最低ラインは30〜40分
- そのうえで②30分に1回、立って少し動く
①の運動量を週単位で決めたいときは、運動は結局、週に何分やればいい?で扱っています。
根拠・参考情報
記事内の一般的な健康情報を確認するために参照した情報です。最終確認:2026.09.05
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」推奨シート:成人版Ekelund U, et al. Lancet 2016;388:1302-1310(100万人超の統合解析)Ekelund U, et al. Br J Sports Med 2020;54:1499-1506(機器で測った44,370人の統合解析)Diaz KM, et al. Ann Intern Med 2017;167:465-475(連続して座る長さと死亡)Koyama T, et al. J Am Heart Assoc 2021;10:e018293(日本人64,456人・J-MICC研究)ドパLab編集部より
この記事は一般的な情報提供を目的とし、診断や治療の代わりにはなりません。確認可能な情報から、読者が今日選べる行動まで編集しています。