レッドブルは1日何本まで?5本分でも“5本OK”ではない理由
この記事の対象:レッドブルなどのエナジードリンクを習慣的に飲み、1日に何本までなら飲みすぎではないのか知りたい成人
あなたはどれ?
同じ「5本分」でも、当てはまる人と当てはまらない人がいます。
研究・公的資料から分かること
レッドブル・ジャパンの公式サイトによると、レッドブル エナジードリンク250ml1本のカフェインは80mg(100mlあたり32mg)です。1日の目安としては、農林水産省がまとめた各国機関の一覧で、米国・欧州・英国・カナダ・オーストラリア/ニュージーランドがいずれも健康な大人について400mg/日を示しています。FDAはこの量を「多くの成人で、一般に悪影響と結びつかない量」と説明しています。一方で、同じ一覧には1回あたりの目安(欧州・英国は体重1kgあたり3mg、豪NZの18歳以上は200mg)も別に並んでいます。消費者庁は、カフェインは感受性の個人差が大きく、国際的にも一日摂取許容量(ADI)は設定されていないとしています。
5本分になる計算
数字はどれも公式の値です。割り算だけがドパLabの計算です。
日本には、カフェインの1日の上限値として公的に定められた数字はありません。400mgは海外の機関が示した目安です。
対象によって、目安の数字は変わる
400mgは「健康な大人」の数字です。1回あたりの目安や、妊娠中・子どもの目安は別に示されています。
出典: 農林水産省「カフェインの過剰摂取について」の各国一覧。妊娠中・授乳中・子どもは、成人の5本分の計算をそのまま当てはめないでください。
ドパLabの実用ルール
400mgを250ml缶(80mg)で割ると5本分です。ただしこれは、その日にほかのカフェインを1mgも摂っていないと仮定した計算です。コーヒーを1杯飲んだ日は、その分だけ缶の本数に使える量が減ります。本数はまず「その日の合計mg」に直してから考えてください。また、1日の目安と1回の目安は別の数字です。1日の合計が400mgに届かなくても、何本も続けて一度に飲むのは避けてください。眠りが気になる人は、夜遅くの1本をやめるところから始めます。
サイズ別の換算
レッドブルには250ml以外の缶もありますが、公式サイトで1本あたりのカフェイン量が示されているのは250mlだけです。
ほかのサイズやほかの製品は、缶に書かれた1本あたりのmgで割ってください。業界の自主ガイドラインにより、カフェインを多く含む清涼飲料水には1本あたりの量を表示することになっています。
飲む前に、この順番で確かめる
- 1飲む缶の1本あたりのmgをラベルで見る
- 2その日に飲んだコーヒー・お茶のmgを足す
- 3続けて何本も飲まない(1回の目安は1日より小さい)
- 4眠りが気になるなら、夜遅くの1本をやめる
この順番はドパLabが読者向けに決めたものです。公的機関がこの4段階を推奨したわけではありません。
なぜ本数を「飲んでいい上限」として書かないのか
消費者庁は、エナジードリンクは1本でコーヒー2〜3杯分に相当するカフェインを含むものもあるので、1日に何本も飲まないよう注意を呼びかけています。公的機関が示しているのは mg の目安と定性的な注意で、本数の上限ではありません。また、過剰摂取ではめまい・心拍数の増加・不眠などが起こりうるとされ、海外では多量摂取による死亡事例も報告されています。この記事が本数を「上限までの計算」として示し、「飲んでいい本数」と書かないのはこのためです。
よくある疑問
- コーヒーも飲んだ日は、何本分になりますか?
- 400mgからコーヒーの分を引いた残りを80mgで割ります。コーヒー1杯のmgは『カフェインが多い飲み物はどれ?』にまとめています。ただし残りの本数も「飲んでいい本数」ではなく、上限の目安までの残りです。
- 時間をあければ5本飲んでもいいですか?
- この記事はそれを勧めません。400mgは健康な大人について「一般に悪影響と結びつかない」とされる目安で、飲み切ってよい量ではありません。効き方には個人差があり、過剰に摂ると不眠などが起こりうるとされています。何時までに飲み終えるかは『コーヒーは何時までならセーフ?』で扱っています。
- シュガーフリーなら本数を増やせますか?
- カフェインについては、この記事の計算は250mlのレッドブル エナジードリンク(80mg)だけに当てはまります。ほかの種類は、缶に書かれた1本あたりのカフェイン量で計算してください。
- 毎日飲み続けても大丈夫ですか?
- この記事で確認できた資料は、1日と1回の量の目安までです。毎日飲み続けた場合の影響を本数で示した公的な資料は確認できませんでした。毎日飲むなら、まず1日の合計mgを数えてください。
まだ決まっていないこと
- 国際的にも、カフェインの一日摂取許容量(ADI)は設定されていません。感受性の個人差が大きいためです。
- 400mgは海外の機関が示した目安で、日本の公的な上限値ではありません。
- 250ml以外のサイズについて、1本あたりのカフェイン量は公式サイトでは示されていません。
「5本分」は計算の結果で、安全が保証された本数ではありません。
結局、こうする
- レッドブル250mlは1本80mg。健康な成人の目安400mgに単純換算すると5本分
- 5本分は上限の目安までの計算。コーヒーやお茶も足した合計mgで考える
- 続けてまとめて飲まない。眠りが気になるなら夜遅くの1本をやめる
コーヒーやお茶も合計するには、飲み物ごとの量が要ります。カフェインが多い飲み物はどれ?で、1杯・1本あたりのmgを確認できます。
記事内の一般的な健康情報を確認するために参照した情報です。最終確認:2026.09.23
レッドブル・ジャパン「レッドブル エナジードリンクの 原材料」農林水産省「カフェインの過剰摂取について」消費者庁「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」FDA「Spilling the Beans: How Much Caffeine is Too Much?」全国清涼飲料連合会「カフェインを多く添加した清涼飲料水(いわゆるエナジードリンクを含む)の表示に関するガイドライン」ドパLab編集部より
この記事は一般的な情報提供を目的とし、診断や治療の代わりにはなりません。確認可能な情報から、読者が今日選べる行動まで編集しています。